放送翻訳
またあまり知られていませんが、映像翻訳の中には、放送翻訳という分野があります。
放送翻訳には、テレビ局や編集所に行って行う、ビデオ翻訳・文章翻訳、リサーチ・通訳などの現場作業と、 自宅作業があります。
自宅での作業は、ビデオ翻訳・文書翻訳・リサーチが含まれ、
高い音声認識力が必要になりますが、実力さえあれば、都心ではなく地方でも 十分仕事を請け負うことができるのが特徴です。
ビデオやDVDなどの音声翻訳はビデオを見て、タイムコードを取りながら翻訳します。
タイムコードの取り方は各エージェントによって異なりますが、難しいものではありません。
映像翻訳には文章翻訳も含まれています。新聞記事や雑誌、本、ホームページなどを翻訳します。
またインタビューの翻訳などは、人物が話している言葉を細部まで漏らさず
聞き取る必要があるため、高いリスニング能力が求められます。
私はこの分野では、ハリウッドの有名女優・男優のインタビュービデオ翻訳、 予告編やプロダクションノート、 HP上の公開ビデオなどの多くの翻訳を経験しています。
難しい点は、言葉の訛りが酷く、聞き取りにくいことや音声の状態が悪いことがあることです。
でも、逐次通訳をこなすことができるレベルの音声聞き取り能力があれば、 比較的聞き取りやすいと思います。
実際の仕事では、納期が大変短く、いかに短時間で正確に多く聞きとり、 訳すことができるかが、ポイントになってきますが
経験を積むことで効率よく、仕事をすることが可能です。
映画に詳しい方が訳しやすいと思われがちですが、クライアントによっては知識が邪魔になり 公平な翻訳ができなくなると判断される場合もあるようです。
仕事は、全国各地の放送局で募集されていたり、地方の場合は、東京や大阪などにある
映像翻訳専門のエージェントのトライアルを受けて仕事を獲得する方法などがあります。
エージェントによっては、コンテスト方式をとっているところもあります。
一定の経験がないと、トライアルが受けられないなど制約があるところも多いため、
価格は安くてもこの分野関連で経験を積んで、実績を作ることも大切だと思います。

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